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第十六話 共闘

Author: 文月 澪
last update Petsa ng paglalathala: 2025-12-08 08:48:56

 そうこうしているうちに胴塚へと着いた。

 優斗は初めて夜にこの場所を訪れたが、昼間とは違う異様な雰囲気に息を呑む。

 辺りを包む冷気と妖蟲は変わらない。ただ、岩が鼓動するかのように明滅しているのだ。

「なんだ……あれ」

 思わずそう呟くと律が横から顔を出した。

「あれね、やばいって合図。もうすぐ封印が解けちゃいますよ〜って」

 そう言いながら、いそいそと刀を取り出す。

「今日は夜戦と、あと共闘の練習ね。初めての共同作業だよ。照れちゃうね」

 テヘッと舌を出す律に優斗は無視を決め込んだ。それでも「んもう! 照れ屋さん」と言って揶揄からかってくる。

 それも無視して優斗は問いかける。

「手順は?」

 短い言葉に律は不貞腐れながらも答えた。

「まずは俺が祝詞を唱えるから、化け物が出たら攻撃して。今日は俺も手ぇ出すからね。俺まで斬らないでよ?」

 それに首肯で返すと刀を佩く。

 つかに手をかけ、抜刀の構えをとると視線を交わす。

 律が奏上を始めると間を置かずにそれは現れる。まるで豚脂ラードを思わせるブヨブヨで脂肪のような塊の球体が|空
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